Q なぜポキポキと音が鳴るんですか?

A 実は「音が鳴る=骨が動いている」のではありません。骨がポキッと鳴るメカニズムは人体の関節には「関節包」という袋があります。その中には「滑液」という機械でいうところの潤滑油のような役割をした液体で満たされているのですが、関節包内の老廃物などは「窒素化合物」というガスとなり分解されます。本来この窒素化合物(ガス)は老廃物として排出されていくのですが、可動性を失った関節ではなかなか排出されていきません。カイロプラクティックのアジャストメント(施術)の際に背骨を押したら、関節内にある窒素化合物(ガス)は行き場を失いはじけます。その窒素化合物がはじける音が「ポキポキ」という音のメカニズムになります。関節の周りには多くの感覚受容器という脳に情報を伝える器官が存在します。この窒素化合物(ガス)が充満している関節は感覚受容器の感受性が鈍り、脳への情報伝達に悪影響を与えると言われており、アジャストメント(施術)によって窒素化合物(ガス)がはじけると「何か分からないけど気持ちが良い」などの感覚がある方もいます。しかしただやみくもにアジャストメント(施術)する事はとても危険です。正しく検査し正しい方向と正しい力量で的確にアジャストメントを行う事が大切です。

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